第23回福島県CAPD研究会に参加してきました。
第23回福島県CAPD研究会
開催日:平成21年3月28日(土)
時 間:14:30~17:35
会 場:ホテルプリシード郡山 2F 芙蓉の間
参加者:入澤千晴・青木美佐子・大関光恵(演 者)・安部久美子(共同研究者)
演題発表 「バック交換施行中に火災が発生!緊急離脱後の腹膜炎発生の危険性を検討」
演 者:大関 光恵
当クリニックでは、腹膜透析導入時、いくつかの緊急離脱法を説明し、状況にあわせて行うことを指導していました。 ある日、患者さまから「バッグ交換中、近所で火災が発生したが、個室で行っていたので状況もわからず、すごく不安だった。こういう時はどうすればよいのでしょうか?」と質問されました。緊急離脱法を説明していても、いざという時にはどうして良いのか迷ってしまうことがわかり、災害発生時の緊急離脱法としてどの方法が良いのか、また、その方法による腹膜炎発症の危険性を検討しました。
まずは災害発生時の緊急離脱法の検討として、3通りの操作の所要時間、操作の簡便さを比較するために、患者さまと看護師に離脱法を実施してもらいました。その結果、付属クランプの先でチューブを切断する方法が最も簡便なことがわかりました。
次に、この緊急離脱法の場合の感染の危険性について、CAPDのモデルを作成し、患者さんがCAPDを行っているのと同じ状況を再現し、付属クランプの先でチューブを切断後、2時間・8時間・24時間目にチューブ内に残ったダイアニール液から細菌が検出されるか調べました。培養の結果は、全ての検体で嫌気性菌・好気性菌共に発育を認めませんでした。また、ハサミからも菌は認めませんでした。
以上の結果より、当院で採用する災害発生時の緊急離脱法は付属クランプの先を切断する離脱法が簡便であり、腹膜炎の危険性はないことがわかりました。
今後、この緊急離脱法を当クリニックの腹膜透析患者用緊急離脱マニュアルとして活用していきたいと思います。

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